千葉県有機農業推進連絡会

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健康
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食べ物と健康
健康な人の姿 病気の原因 病気の姿 食べ物のあり方 悪食への渇望 いかに調理
するか
動物性食品と菜食主義 文明食と未開食
酵素 ミネラル ホルモン 恒常性・ストレス・心身の相関 油と脂肪
農業は基本的に、健康に生きる糧を得るための行為である。 特に、近代の化学農業による様々な問題の反省として有機農業が登場してきた背景を考えると、当然の事ながら、有機農家は健康でなければならないし、それを食べる消費者も健康でなければならない。
ところが実態は、多くの有機農家、有機農産物消費者が一般の人たちと変わらない病気にかかり、諍いが絶えずさして寿命も長くなく死んでいっている。
一体、有機農産物の優位性というのはどこにあるのか。 何が、有機農産物の本来の力を削いでいるのかはっきりさせ、目的とする心身の健康と長寿を実現しなければならない。ここでは、有機生産されたものがいかに摂取されるべきかの基本的知識を中心に述べ健康への方向性を模索して行きたい。 有機農業のあり方についてはこちら

健康をどう捉えるか
健康とは一体どういう状態をいうのだろうか。
 一病息災が健康なのか、寝込まなければ健康なのか、それとも、心身ともに爽快で楽しく暮らせる事が健康なのだろうか。

当然、心身ともに爽快で楽しいことと答える人が多いだろう。 ところが、現実はどうかというと、病気がちだ、アレルギーがある、持病が必ず一つや二つはある、タバコや酒、甘い物好きといった癖もある、なんとなく調子が悪いという人が圧倒的。 かなりの人が難病やガンといったものや生活習慣病が程度の差はあれ何か患っているというのが実態ではないでしょうか。 つまり、ほとんどが半病人なのです。そして、農業が衰退する一方で、病院や医薬品業界が繁栄し国民健康保険は破綻しているのです。  

 私達は健康とはどのような状態をいうのかを考えるとき、その方法には二通りある。 現状から一つでも病気の原因を無くして行くにはどうしたらよいかを考えてゆく方法と、 本来全く病気のないところではどのような健康状態なのかを考える方法である。

 最初の現状から考える方法では、子供から大人まで病気が蔓延していて少なくとも常備薬はあっても毎日活動できるならば健康、つまり寝込んで動けなくならない限りは健康としてもよいのではないかということになりそうである。
死を迎えるのは病院で当たり前、暮らしを立ててゆくには出来る限り安い物でどの様に作られているかは関係ないといったことになってしまいそうだ。 最も農水や厚生省が認めているからという人もかなりいる。 それは、政治というものの本性を知らないからと考えている。 また、かなり神経を使っている人でも背に腹は変えられずと不本意ながら、気にしながら一般市販の素性の知れないものを口にしてしまう。 それが健康であり暮らし方食べ方になってしまっている人も多い。 事実、急性症状が出ない限り問題とは考えないし、まさにこういう考えが食品行政のやり方なのだから無理も無い。 それは本来の食べ物、健康を知らないからである。
 病院へ行ってあらゆる検査をしても分からない場合は、精神安定剤を処方されてしまう。 そうでなければ、いろんな診療科をたらい回しにされ検査付けで具合を悪くし、ようやく病名がもらえるといったことになる。

 第二の方法、『本来全く病気のない』所ではどんな生き方をしているのだろうかを知り、その健康度や生活・生産・哲学を学ぶことで我々に欠けているところを補うか、補うだけでは埒があかないときは大きく変革することも考えて行くという方法である。

 ここでは、健康の原点を見据えながら第二の方法で私たちの健康、食べ物、暮らし方を考えてみたい。 

 これをするに当って、重要なのが現代文明の影響を受けず、医者もおらず健康で生きている人達の記録である。 
一つに、パキスタン北東部に暮らしていたフンザの人々、エクアドルのビルカバンバの人々、ペルーとボリビアのチチカカ湖周辺に住んでいたインディオ、中国北西部のチベット人、ロシアコーカサス平原に牧畜で暮らしていたアブカザル人等が記録されている。 また、これとは別に全く単独で未開の健康な人々を世界中に訪ね回った歯科医がアメリカにいた。 彼の名は、ウェストン・A・プライス。 その功績と記録は現在プライス・ポッテンジャー栄養基金(Price-Pottenger Nutrition Foudation)というところが管理し、そのメッセージを伝える努力をしている。

日本でも古守甫医師らが棡原(ゆずりはら)の長寿村の記録を残している。 健康人の逸話集

健康な人の姿
  1.体が軽く、身体的ストレスも難無くこなせる。
  2.性格が良く、明るい、人懐っこい、精神を患う人がいない。
  3.生まれてくる子供に奇形や障害が無い。 出産、子育てが楽。
  4.健康チックリストのほとんどが当てはまる。
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病気の原因
 過去の偉大な人たちは、病気が栄養不足によるものであることを喝破している。 病原菌や寄生虫が居るから病気になるのではないのだ。病原菌も寄生する虫たちも全て人類と共に進化してきており、多くが人間の生きる環境で共存している。 植物なり動物に病原菌や常在菌を撃退する力がないことがその原因なのだから、いくら病原菌を無くそうとしても決して病気は減らないことになる。 人類も動植物も昆虫も皆そのような菌類と共に生きる術を身につけてきていた。 ところが、食べ物が変わり、加工したものが増え、自然な生命力を失った食品では、まともに菌の侵略を防げなくなってきて、病気が表面化してくるというのが実態。 いかに抗生物質を使おうといかに殺菌剤を使おうと決して彼等を絶滅させることは出来ない。 それは自然の理だ。 病気を予防し、撃退するには、正しい生産方法で作られたものを適切な調理で十分に栄養を摂り、人類が本来持っている生命力を最大限に発現して常に健康で爽快な身体状態においておく必要がある。
 しかし、最近では遺伝子組み換えがあらゆる生命体に盛んに行なわれ、環境放出も人知れず行われており非常に憂慮される事態になってしまってきている。これまで抗生物質が対応できていたものも、耐性菌が短期間で出現して新たな薬剤が必要となることが日常的に発生している。 これは、細菌のライフサイクルが人間や動物・植物に比べて極端に短く、その分遺伝的進化がしやすいこともある。 細菌の一生は、平均20分といわれている。 これは、一時間に3世代、一日に72世代、一ヶ月で2160世代となる。この間ずっと抗生物質に曝されれば当然これに適応して生存できるものが出てくる。 これが、ペニシリンが発見されて一年後には耐性菌が出てきた理由だ。
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病気の姿
病気は、その兆候がある。 まず、健康チェックリストの項目が当てはまらなくなり、そして次第に虫歯が出てくる。 虫歯は、体の退化がかなり進行していることの顕れであり、特に歯周病は慢性的になっていることを示している。 病気に罹り易くなり、アレルギーなども出始め風邪を引きがちになり、イライラしたり不安症、心配性になり、暗く後ろ向きな発想しかしなくなる。 他人との関係に頻繁に問題を感じるようになり、かつ退化病のデパートのようになってくる。 食の偏り、意固地、固執等性格的な変化もでてくる。 子供では、学習障害、多動症、アレルギー、不適応等が出てくる等未来を嘱望される存在としては心もとない心身状態になっている。
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食べ物はどうあるべきか
 身体を健康に保つための食べ物は、現代栄養学や調理師等が奨める現代科学に基づいたり、商業的に歪められた知識に基づくものではなく、先に述べた医者要らず、薬要らずであった健康長寿の人々の食べ物や食べ方が最も参考になる。 その理由は、近代的食品群は、医者や医薬品なしには存在し得ないからだ。 そこでは、自足自給で地元の自然が恵んでくれたものを自然なままで摂取している例がほとんどで、医者も医薬品も存在せずに健康だった。 重要なことは、これらの健康長寿の里が全て、近代文明食を摂り始めた途端にがたがたと健康が崩れ身体の退化が始まっていることだ。 私たちの栄養学や調理はこの退化をもたらす伝統の食事を受け継いで近代発達してきたことは、心に止めておく必要がある。 日本の伝統食ではなく、西洋の近代食文化だということを。 土壌の肥沃度を循環の原理を守って保ち、そこから取れたものをできるだけ生で加熱粉砕せずに利用する。 また、野生の動物や昆虫なども重要な天然のミネラル、ビタミン、蛋白質の供給源である。 多くが海産物をよく利用しており、魚、貝、海藻などを自然なままで摂取している。人間が火を使う動物であることを強調しすぎて、まるで自然生態系の一部であることを否定するような食体系になっているのが、現代人の最大の誤りだろう。
 栄養学で言う食品分析は、生のもので行なっており、人間が実際に摂取する火を通したり加工したりしたものの状態ではない。従って、食品分析の示す値は、私たちが日常的に摂取するものとは全く関係の無い、人を迷わせるだけの数値なのだ。実際には、火を通したり加工することによって人類が分解・消化できない代物に変わっているものが多く、栄養というよりも害になっているものの方が多いのは悲しむべきことだ。
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悪食への渇望
 健康長寿の里に共通して侵食し破壊したのは、砂糖、精白小麦、缶詰等加工食品、植物油などである。勿論、蒸留酒、タバコ、清涼飲料水といったものも入る。 これらには、中毒性の渇望を起こさせるものが多い。特に砂糖は問題が多い。 甘いものが欲しくなる、タバコが、酒が、コーヒー、コーラがといった具合になんとしても欲しくなるのは、中毒症状のあらわれである。 これは、正しい食事をすることで軽減されさほど欲しくならなくなる。

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いかに調理するのが良いのか
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動物性食品と菜食主義

 
人間が自分の体内で作れないものを必須栄養素というがそれにはビタミン、ミネラル、脂肪酸、アミノ酸などがある(あくまでも分かっている範囲)。 脂肪酸の中には、オメガー3とオメガー6があってオメガー3にはアルファ・リノレン酸、DHA,EPAなどの脂肪酸があり、オメガー6にはリノレン酸などが知られている。 これらは体内で1:1であるのが望ましい状態だが、最近は植物油を多く摂るためオメガー6が圧倒的に多く様々な障害を起こしている。 オメガー3は、動物性の脂肪酸でアルファ・リノレン酸は牧草飼育のラード、乳脂肪、卵にあり、DHAとEPAは魚油でともに全ての体細胞形成に必要である。
 ビタミンには水溶性と脂溶性ビタミンがあり、脂肪性ビタミンは動物性脂肪にしかない。

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文明食と未開食
 未開とか文明とか呼ぶこと自体が、伝統ある優れた自然への冒涜のように感ずる。 しかし、プライス博士がそのように用いているので便宜上ここでもそう呼ぶことにする。
未開食とは、孤立した文明と接触の無い集落や民族が自分たちの身の回りで昔から食べてきた食べ物のことをさす。 ほとんどの地域はそれぞれ独特の食べ物がある。 山に住む民族、フンザ、ビルカバンバ、アブカザン、チベット、海の近くや平地に住む人たち、エスキモー、メラネシア、ポリネシア、アボリジニー、マオリ、そして平原のインディアンがある。 ここの人たちは、その退化の証である虫歯がほとんど見当たらない。 植物・動物・昆虫・魚介・海藻類・木の実などありとあらゆるものが自然なままで使われてきていた。
これに対して、文明食とは、商業主義に毒された加工食品、輸送をしても悪くならないもの、がその中心になる。 つまり、精白された砂糖、精白された小麦粉、これらで作ったビスケット・クッキー、ケーキなど菓子類、植物油、缶詰などが、これら未開の人達の作る毛皮製品や織物、貴重品と物々交換されて、虫歯、結核、消化器病、内臓疾患、精神病、新生児の奇形、障害児などパンドラの箱を空けたようにありとあらゆる病気が出始めている。
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ビタミン
ミネラル

砂糖の害

酵素

酵素は、身体が正常に機能するために必要な化学反応を仲立ちするもので2500種類近くの代謝酵素と消化酵素がある。 酵素にはミネラルが核をなして形成するため、ミネラル無しでは必要な酵素が出来ない。 つまり、ミネラルが欠乏することは代謝障害を起こすことを意味しており、その為にも適量の77種類に及ぶといわれる人体に必要なミネラルの摂取を可能にする食生活でなければならない。

代謝酵素: 心臓、脳、肺、腎臓、その他の臓器を正常に機能させるために欠かせない。 酵素には分かっているだけでも数千種類あり身体の細胞組織を働かすためには欠かせない。
消化酵素: 消化酵素は食べ物を消化するために必要なもので、必要なミネラル・バランスが欠けると消化/吸収が出来なくなり栄養失調になるだけでなく、未消化のものは様々なアレルギー源や毒物として作用する。

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ミネラル

 身体のミネラルバランスは、非常に精密に較正されており、体調を崩した時など異常時にまず崩れるのがこのミネラルバランス。 例えば、相関して動く重要なミネラルにカルシウムとリンがある。 この最も良い恒常値は2・5:1の割合の時。 正常な状態ではカルシウムは血中に約10mgあるがこれが有効に使われるためには、リンが4mgなければならない。 リンが4mgの時カルシウムが10mg以下では全部使われるが、それ以上あっても使われず、使われない分は排泄されるか体内のどこかに溜まり毒として作用する。 一例として歯石がある。関節に行けば関節炎に関与し動脈に溜まれば動脈硬化を起こす。 腎結石、尿道結石、白内障などの原因となる。 逆にリンが多い場合はどうなるでしょうか。
銅と亜鉛も相関して動き、どちらも余分は毒物となる。 以下の表にあるミネラルは全てそれぞれの相関で動く。

























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ホルモン
 
 ホルモンは内分泌システムを維持するもので身体化学バランスを取るのに欠かせない。 内分泌線には、副腎皮質、甲状腺、膵臓、副甲状腺、松果体、視床下部、生殖腺(卵巣・精巣)などがある。 これらは相互に補完しあうが、生体の化学バランスが取れない状態が続くと疲弊して機能しなくなる。
 例題:インシュリンは砂糖を代謝するのに重要なホルモンで、糖類や精白した澱粉類を沢山摂ると血糖値を下げるためにインシュリンが多量に分泌されますが、これは何故で摂り続けるとどうなるでしょうか。 (低血糖症、糖尿病) 


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恒常性・ストレス・心身の相関
 精神的なストレスが身体の化学バランスを崩すが、これも単純にリンとカルシウムのバランスを測定すると他の全てのミネラルバランスが影響されているかどうかが分かる。 日常の生活の中で自分がどのように問題を処理するかということがストレスを生むか解消するかを決める。

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油と脂肪
 植物油が良くて動物性脂肪は良くない? これは一般に信じられているというよりも油脂会社によって吹き込まれた売り文句である。これに現代の医療関係者も追随している。これは典型的企業が科学を買収した結果とも言える。つまり、企業が自分に都合の良い科学的根拠を出すために学者に研究費を出し、出た結果から都合の良いところだけを抜き出して大々的にマーケッティングを展開する、若しくは学者もグルになって最初から都合の良い結果が出るような試験研究を行う場合もある。

いづれにしてもこの油信仰は危険で有害なでっち上げである。
マーガリンやショートニングといった硬化脂肪は、通常液体である植物油を加工して油を変敗したもので有害。 

一般的なルールとしては
 ・マーガリン、ショートニングは使わない、これらの入ったものも食べない、
 ・植物油は高温調理には使わない、
 ・高温調理には、高温でも安定な常温で固体の動物性脂、牛脂、ラード、羊脂などを使う、
 ・コーン油、大豆油、紅花油、ナタネ油、綿実油等ポリ不飽和脂肪は加工段階で既に変敗しているので絶対に避ける。
 ・動物性脂肪で必要な量の油分を摂取するようにする。 それ以外は葉緑体を持つ葉物の油分を多く摂取するようにする。
となる。

硬化脂肪(マーガリンとショートニング)の加工法
 これら加工段階で既に変敗しているポリ不飽和植物油に有毒な酸化ニッケル粉末を触媒として混ぜ、高温高圧の炉内で水素ガスを吹き込む。この有害な触媒は完全に除去することが出来ず常に残留がある。次に生地を滑らかにするため乳化剤と澱粉を混ぜる。これを高温で処理して悪臭を取り除く。この状態のマーガリンは灰色なので、漂白剤で色を抜きコールタールで色をつける。バターに似せた香りをつけるために強力な人工香料を添加して成形したり容器に詰めて出来上がる。 分子構造では、ポリ不飽和脂肪は二重結合が二ヶ所あリそこで分子が曲がっているがこれにニッケルが作用して水素の位置を変え真っ直ぐにしてしまう。これをトランス(位置換え)脂肪と言い自然ではめったに起こらない形が出来上がる。 ポリ不飽和脂肪は加工段階で既に変敗して有害であるのに、この水素添加の硬化によって更に有害になる。 統計では、植物油とマーガリン、ショートニングの使用増加と共に、心臓病、ガン、鬱、自殺、社会暴力が増加している。逆に動物性脂肪の消費量は激減している。

 油のことを少しまとめてみると
飽和脂肪と不飽和脂肪がある。
人間はどちらの脂肪も必要。
脂肪による摂取カロリーは20%以上でなければならない。
脂肪のバランスは1/3の飽和脂肪、1/3の超不飽和脂肪、1/3モノ不飽和脂肪が良い。
飽和脂肪には、;
 酪酸として知られるバター等にある短鎖脂肪、
 パルミチン酸として知られるココナッツ、やし、やしのみ油等にある中鎖脂肪、
 牛肉、子羊、羊、豚肉、バター、ココアバターなどにある長鎖脂肪 がある。
飽和脂肪は高温調理でも非常に安定しているのでトランス脂肪が避けられる。不飽和脂肪は低温調理でも非常に不安定でトランス脂肪を摂取することにつながる。
長持ちするエネルギー源として短鎖と中鎖飽和脂肪を中心に燃焼する。
中鎖脂肪と長鎖飽和脂肪は身体形成、エネルギー源、細胞壁の形成したり、独自の利用のために不飽和脂肪酸を作る。
不飽和脂肪には3種類ある。
 モノ不飽和脂肪、ポリ不飽和脂肪、超不飽和脂肪
モノ不飽和脂肪は二重結合が一つあり、オリーブ、アーモンド、アボカド、ピーナッツ、ぺカン、カシューナッツ、ハシバミ、マカデミアナッツとこれらから取れる油にある。
ポリ不飽和脂肪は、二重結合が二つあり、紅花、ひまわり、麻、胡桃、かぼちゃ、ごま、亜麻仁油にある。
超不飽和脂肪は、二重結合が三つ以上あるもので亜麻仁油、麻油、胡桃油、濃緑の葉物にある。
人間に最も大事な不飽和脂肪は超不飽和脂肪。
超不飽和脂肪にはオメガ6とオメガ3脂肪が豊富。
オメガ6とオメガ3脂肪は必須脂肪酸で、体内では出来ないので摂取しなければならない。
オメガ3脂肪酸はアルファーリノレン酸ともいい亜麻仁油が最も豊富。
オメガ6脂肪酸はリノレン酸ともいい紅花、ひまわり、麻油に豊富。
オメガ6の別の形にはガンマ・リノレン酸(GLA)があり、ルリジサ、クロフサスグリ、イブニング・プリムローズ油に多い。
もう一つの形にアラキド酸(AA)があり、肉や牛乳、チーズなどの動物性食品に多い。
オメガ6とオメガ3は3:1の割合で摂取する必要がある。
麻油が最も適した不飽和脂肪酸源で最適な比率でオメガ6とオメガ3が含まれている。
不飽和脂肪酸はどれも不安定で反応性が強く常に抗酸化物をたくさん体内に持っている必要がある。
不飽和脂肪には光が大敵で光を透さない缶や瓶に保管しなければならない。
当然のことながらポリ不飽和脂肪酸である植物油は加工段階で深刻なダメージを受けているため無駄であるばかりか有害。光、酸素、熱ですぐに変敗してしまう。変敗したものはビタミンAとDを破壊する。
脂肪が食事中にないと脂溶性ビタミンD,E,Aが摂取できない。ビタミンAが利用できないと治癒しないしビタミンAがないと必須脂肪酸が働かない。
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