千葉県有機農業推進連絡会

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農業研究のあり方
 農業研究は自然科学であって営利科学でもないし、人間ご都合科学であってもいけない。
純粋に自然と共にあることが必要でその研究は試験管内と隔離施設内とか特殊の設定条件下でのみ成り立つのではなく、自然の真理と常に合致するようになっていなければならない。 自然の極一部分を取り出して、それをいじくり回して素晴らしい成果だ、研究だと言いふらすのではなく、自然の総合性、全体性を見据えた研究をなすべきだ。 つまり、例えば医師が、細かく細分化された特定の部位だけを見るといった間違ったやり方ではなく、人間を総体として見なければならないし、特定の個人の身体だけを見るのではなく、その人の食べ物、生活環境、ライフスタイル、遺伝性、性格といった事も含めた総合的な視点で観るのが正しい方法と考える。
 同じ理由で、環境を墓石、土を殺して一定の条件を作らなければならない近代農法では、様々なパラメーターが渾然一体に存在する自然の中で行なわれる農業とは相容れないものだといわなければならない。 本来、自然の力が最大に発揮できるように人間が補助的に関わるのが農業のあり方で、そのいかに補助的に関わるかを見出すのが農業研究であるべきだ。 さもなければ、今の近代農業が迷路に迷い込んで、遺伝子に解決策があると錯覚するような文字通り「病膏肓(こうこう)に至る」。

企業や国の経済利益が優先されている
 GMの開発に見られるように、自社の売上向上が最終目的で、その結果が環境破壊しようが動植物に害があろうが、遺伝子を撹乱しようが構わないという姿勢は反社会的であるだけでなく、自然とは相容れないものである。 多くの企業研究が、その会社の利益目的であり、また国の研究もその一国家の短期的経済利益のためであることを考えれば、現在の研究活動はほとんどが近視眼的で自然に害をなすものとするのが妥当だろう。

産学協同の害
 大学における研究も直接の経済利益につながるもののみが重視される傾向があり、かつ産学協同などといわれる企業利益増進のための研究が幅を利かせ企業が大学に研究投資をするといったことまで起きている現状では、その公表される研究成果には極めて楽観視出来ないものがある。 このようなことはありとあらゆる場面で見られ、これまでの公害問題でも企業と国は常に問題無しとして退けたものが後になって問題を認めるということになっている。 これは科学論争というよりも経済論争で、これが経済のごり押しが幅を利かせると戦争にも至り兼ねない危険なものである。

 あらゆる研究成果は、ピア・レビュー(同学の専門家が内容を確認すること)だけでなく総合的視点を持った市民が監視し、利害や経済性といった視点ではない自然生態系に外れないものであること、かつその応用が利益目的で歪められないことを監視する必要がある。

 またこれもGM研究で見られた実例だが、アーパッド・プシュタイ教授がラットの研究でGMジャガイモの給餌試験をやって腸壁や内臓に異常を発見し、彼は良心を持ってこれを公表した。 しかし、英国政府と研究機関の多くが彼の行為を非難し、結局彼は公職を追放されてしまった。 この事件が象徴していることは、都合の悪い研究は公表しないという中立性を欠く姿勢だ。 

教育にまで及んでいる危険性
 今特に問題なのは、民間企業が行う研究で、その偏った経済利益を目的とした研究成果のみが、潤沢な資金力でテレビ・ラジオ・新聞雑誌などで宣伝され、あたかも確たる真実であるかのように触れ回られることである。 更に教育の底辺である小学生からそのような自然とは相容れない商業活動、経済活動を支えるための予備軍育成になっていることは、重大な問題である。

研究は市民が判断を
 研究は本来その計画の段階から、市民、国民が関与してその内容を決め応用においても慎重に自然の総合性、全体性を脅かさないものであることを確認しなければ始めてはいけないというチェック機構が必要だ。 
ここで研究として価値があると認め掲載するものは厳密に自然を尊重し、自然の営みに沿っているものという基準で取捨選択するつもりであるが、その基準に相容れないという意見があれば是非寄せていただきたい。有機ネットちばのHPでは、そのように歪められて常識化した研究成果や知識を検証し、正しい知識の普及にも寄与できればと考える。

有機農業で必要な研究
 現在以下のようなテーマを有機ネットちばの研究課題として取り組んでみたいと考えている。
 1.身土不二・地産地消の根拠は何か
 2.有機農産物が良く出来るようになるには2-3年掛かるが何故か
 3.世界の長寿村を成り立たせてきた土壌、農産物、暮らし方とは
 4.病気の原因は栄養不良だが、では一体どのような栄養であればよいのか。
 5.慣行農業から有機農業への転換はいかにあるべきか。
 6.有機農業で自給する
 7.植物の成長と栄養:植物だけで健康長寿は達成できるのか
 8.病害虫防除のための土壌管理法
 9.不耕起栽培で地力を向上させ、通常の有機農法以上の収穫物を得る方法
10.農業経済の目標として有機農産物を購入する人が自然破壊を伴う仕事ではない収入で支える経済システム
11.輪作は連作障害の根本対策なのか
12.GMを駆逐する有機農業の普及をどうするか
13.人糞尿の使用はどうするか
14.
千葉県内農業研究所・普及センター
研究所・
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