健康な出産と育児

ここでは、人間の遺伝子が持っている能力を十分に発揮して、健康に妊娠、出産育児をするためにどのようなことに留意すればよいかを検討してみます。
 卵子・精子が正常に形成されたもので、胎児期、幼児期に本来の栄養が母体によって与えられれば、妊娠、出産、育児が非常に楽で親子共に家族であることの喜びに満たされます。 それは、子供が心身ともに充足しており、泣いたりむずがったりする必要がないからです。 それを可能にするのは、人間が太古の昔からその体を形成してきた自然の恵みを一杯に受けた食べ物です。 工場から出てきた一杯宣伝文句に溢れた化学物質まみれの食べ物ではありません。
 
 親が健康であれば、若しくは重大な疾病や障害があって正常な卵子や精子が作れない、胎児に栄養を十分に与えられずに障害をもたらす等の問題が無ければその子孫は基本的に健康である。 また、遺伝的に傷ついた遺伝子があったとしても正常な部分の能力を完全に発揮できるようにしてやれば、かなり補えるしそのような人でも健康に留意した生活をしていればその子孫の遺伝子は正常に戻ってくる。

 精子、卵子が十分に注意されて健康に形成できて受精したならば今度は妊娠期の栄養を考える必要がある。 受精卵は短期間に成長し様々な臓器がどんどん形成されてゆく、この期間にそれぞれ独自の体組織に必要な栄養が十分に供給され、かつ母体が健康であることが必要である。 栄養が十分にあれば、妊娠、出産、育児は大変楽なものになる。 最近は、悪阻がひどい人が増え、分娩にも長時間掛かり難産で生まれた子も病弱、いつも泣いている、不安がるということがあるが、これでは母子ともども大変な思いをしたうえ有害な影響を受ける場合も少なくない。 楽しくない育児の典型になってしまう。

 出産後の乳児にとって母乳は最高の食べ物であり栄養源であるべきだが、最近はアレルギーのため医師が母乳哺育を止めるように指示して代用乳を勧めたりするが、これなどは医療の原点、健康の原点を全く知らない人間のすることだと思う。 命のありようを理解する医師であれば、アレルギーが出ないような栄養指導をすべきで生まれる前、さらには妊娠前の両親の健康指導をすべきである。 そして、母乳が与えられないような母親が出たら、医師として失格であることを認識して原点に戻るべく命のありようを学びなおすべきだろう。

 離乳した子供は今度は自分の消化器を使って栄養を摂取することになるが、このとき母親が人間の栄養の本来のものを理解していなければ、子供の消化器に不適切なものを与えてアレルギーを出したり様々な不耐症、病気、発育の遅れなどになってしまう。 

一生を通して虫歯が出来ないように栄養管理をすることが重要だ。 それは、虫歯が免疫力の低下を顕し、栄養が不適切であることを顕しているからである。 子供が健康に生まれ健康に育つことは全ての親の喜びだろう。 身も心も同じように患わず健康であることが適切な栄養の証といえる。

かつての長寿村といわれた所の人々は、皆心が穏やかで明るく前向きで殆どが寿命で死んでいた。 現在のように長患いをして医毒(薬)によって苦しみながら病気で死ぬということは殆ど無かった。

心身ともに健康に満たされて生きるためには、自然のもたらしてくれるものを自然のままで戴くのが秘訣といえる。

妊娠前の栄養 妊娠中の栄養 授乳時の栄養 発育期の栄養 障害を防ぐための栄養

奇形や乳児死亡の数字は、胎児が生命力を欠いて育っていることを示している。 流産、死産は言うまでもなく、低体重児、奇形児、障害児(身体、精神)は、明らかに発育時に栄養障害があったことを示している。

胎児の発育障害は; 1.妊娠前の両親の感染症、
             2.無自覚の栄養失調(近代加工食品や消化吸収障害による)、
             3.身体や環境の汚染        
によって起きる。

障害を防ぐには両親が;
  感染症やアレルギー症がないこと、
  胎児に必要なミネラル、ビタミン、必須脂肪酸の豊富ある食事をとること、
  殺虫剤、着色料、ステロイド、ニコチン、アルコール、ドラッグ、有害金属(鉛、アルミ、銅など)等がないこと
でかなり防ぐ事が出来る。  


食べ物とその子供への影響研究では、ウェストン・プライス博士の功績が大きい。

家畜におけるビタミン・ミネラルの欠乏研究と胎児への父親の役割研究では; 
  家畜やペットの繁殖ではオス親の重要性は高く評価されているのに人間ではあまり振り返られていない。 しかし、人間とて同じである。 博士のダックスフントの実験で、健康な母犬に対し他のオスでは問題のない子が生まれるのに、障害のあるオスでは問題のある子が生まれることが証明されている。 精神的鋭敏さを保持するのに自然で適切な食べ物の重要性も証明している。 アメリカでは、現在五人に一人は再教育が必要、といわれている。
  出産と泌乳が難なくできるようにするには栄養が重要な働きをしている。


ロジャー・ウィリアムス博士『病気に抵抗する栄養』

母親に実験室の動物のように十分な栄養が与えられれば、不妊、流産、早産がなくなり奇形、知的障害はなくなる。 大人が生きるのに必要な栄養分だけでは生殖時には不足する。

 
ハーバード大学、バート・バリー博士のネズミでの実験

 各微量元素を欠乏にしてみると自閉症に相当する行動パターンを示す様々な発達不全を起こすことを確認。 亜鉛、マンガン、その他の微量元素欠乏で知能が低下することを確認


正常な生殖・繁殖を妨げるもの

1. 日持ちを良くする(商品価値を長くもたせる)ために、加工、処理、調理、冷凍、再加熱、缶詰、化学物質、添加物等によって必須栄養素が破壊されている。
2. 化成肥料の多用と土地の疲弊でミネラルが不足する。
3. 砂糖、精白穀物を多用するため簡単便利食品に炭水化物代謝に必要なビタミンB群と微量元素が不足している。農薬・添加物、そして精白によって益よりも害の方が多い。 有害な油も多用している。
4. 慢性感染症、アレルギー症、吸収障害、カンジダ症を多くの人が持っており、栄養障害が更に複雑化している。
5. 有毒物を排泄するのに栄養が奪われ欠乏症を招いている。 
   一般的毒物;避妊薬、アルコール、タバコは、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC、Aの欠乏を招く。
   殺虫剤は体中の塩素を破壊し、必須脂肪酸とマンガンを使えなくする。
   食品添加物が亜鉛、マンガンを排泄してしまう。
   ホルムアルデヒド、洗剤等は必須ミネラルの利用を妨げる。
6. 重金属:ガス管、水道管、ペンキなどからの鉛、歯のアマルガム充填剤からの水銀、タバコなどからのカドミウム、鍋、代用乳、制酸剤、水などからのアルミ他は、ミネラルの利用を妨害する。
妊娠計画を建て、体と環境を妊娠に適するように整える事で、子供は聡明で穏やか、満たされた幸福な子になり、母親は出産・授乳が楽で母子共に幸せになる