妊娠前の栄養

 妊娠最初の数週間で主な臓器の発達が始まる。心臓は7週目に、腎臓、手足、肺は5-8週の間に形成される。 これら臓器の発達に必要な栄養を与え子供に健康な出発をさせるには、妊娠前から両親が可能な限り健康であることが大事だ。 最近、環境ホルモンによる内分泌撹乱が言われ、男子の精子数が減りかつ活動性が低いことが問題になったり、女性の子宮内膜症の増加が言われているが、一体どれほど食べ物の影響を調べているのだろうか。 文明が進み、あらゆるものが進化したかの錯覚を与えているが、こと食べ物に関しては、化学農業の横行、加工食品や菓子類、添加物、保存量等堕落の一途を辿っており、これら文明食による健康障害が本質的に重大であるのに、問題の一部である環境ホルモンだけをことさらに大きく取り上げるのは片手落ちといえる。  最も大きな問題は、食品に栄養が残されずに却って害になるものが多くなっていることだ。 この点の反省なくして子孫の健康な繁栄は起こりえない。

美容ダイエットの危険性
最近の若い女性が行なう細くなるためのダイエットは、全く栄養的視点が欠けており、本人の健康さえ危ぶまれる状態である。 そのようなダイエットを維持しながら子供を持とうというのは非常に危険であるし、子供にも不幸である。 親になるのであれば、健康で幸せな子供を産むべくはっきり意識して母体の栄養、胎児の栄養を共に完全な状態にするよう努力するのが後々の幸福に繋がる。 

妊娠の準備
 栄養不良、体毒、アレルギー、吸収障害、生殖泌尿器感染を無くしておく。
 子供を生む間隔を十分にとり、少なくとも前の子が離乳してから6ヶ月は妊娠せずに母体の体力回復時間をかけること。
 虫歯は治しておく治療上の注意
 飲み水は検査して、有害物質を除去する浄水器を取り付けておく。
 
健康記録
  家族の健康履歴をとる。 夫婦、双方の両親、子供の健康、生活スタイル、趣味、食べ物の嗜好、食品や環境に対するアレルギー、不法ドラッグ、市販薬、処方薬、慢性/頻発する病気、以前の出産、避妊、血圧の記載。

卵子と精子の形成に有害なもの。 
  栄養障害、重金属、ウィルス、役物、環境化学物質、 卵子は形成の100日前、精子は116日前から影響があるので少なくとも4ヶ月前にはこれらの影響がなくなるようにして置き、夫婦とも最高の健康状態に持ってゆく。

精子の形成を助けるもの
 亜鉛、マンガン、ビタミンB12,ビタミンE
 精子活性を高めるもの;マグネシウム、カリウム
 熱い風呂、ピチピチの服、タバコ、アルコールは妊娠するまでは止める。

栄養失調
 1.貧しい食事、不適切なダイエット、断食、痩せた土壌、食品加工によって起こる。
 2.生化学的拮抗: 避妊薬、IUD 亜鉛欠乏、水道管等からの銅、鉛、汚染。
   心身のストレス、フッ素によって起こるマンガン欠乏、歯磨き粉、水、調理器具、アルミホイルからのアルミ汚染、
   砂糖、アルコールによるクロム、コバルト、ビタミンB群の欠乏、
 動物実験では;ビタミンA.B群、D,E、必須脂肪酸、亜鉛、マグネシウム、鉄、マンガンの欠乏によって流産、死産、病弱、障害が増える結果がでている。 セレン欠乏では染色体に損傷が起こる事が知られている。

手当て

良いもの 生の果物、野菜、発芽種子を毎日取る、 有機農産物、汚染のない水域からの海産物、有機畜産物。
避けるもの 精白穀物(米麦など)、砂糖、お茶、コーヒー、飴、デザート、飽和脂肪、添加物、ダイエット
一人一人の体は、生化学的に違うので各々にあったプログラムを考える。 つまり、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸等の必要量は人それぞれ。 免疫力、代謝能力、解毒力も違う。 これらを血液検査、毛髪検査で不足・過剰を見極めて適切に手当てする。

     

アレルギー、吸収障害、カンジダ症
 浮腫、喘息、偏頭痛、癲癇、不眠、鬱病、大腸炎、消化障害、便秘、下痢、関節痛などはアレルギーや不耐症のある証拠
 特定の食品や薬物は吸収障害を起こす。
 カンジダ症(カンジダ・アルビカン)、感染症、寄生虫
 薬は有害なので必要としないようにしておく。

手当て

1. アレルギーの原因物質を排除する。 プラスチックからのガス放出、排気ガス、タバコの煙、花粉、ハウスダスト、ペットのフケ、食品添加物、殺虫剤、牛乳、砂糖、グルテン(大麦、オーツ、ライ麦、小麦)等の特定と排除
2. 健康日記をつけて症状と食べ物の関係を調べて原因を特定する。アレルゲンを排除して病気を最低限にしておく。 
3. セリアック病検査を受ける。 この症状は、病気がち、下痢、腹痛、食後のボウマン、色の薄い大量の便、執着癖、イライラ
4. 吸収障害は胎児に重大な悪影響があるので治しておく、
5. カンジダ症; 避妊薬や精白小麦を大量に食べる女性にはありがちなので検査して、妊娠前には解決しておく。
6. 亜鉛、ビタミンA,B2,C,E,レシチンの補助は効果がある。

一般的に有害なもの

 母親が喫煙する場合の危険; 胎盤機能不全、兎口、口蓋裂、斜視、耳の障害(つんぼ)、発作、多動症
 父親がタバコを吸う場合; 奇形が非喫煙者の2倍/10本/日、2.5倍/20本/日起こる危険性がある。
 アルコール 母親; 流産、低体重児、小頭症、元気がない、顔の中央部の形成不全、神経質症、多動症、学習障害、智恵遅れ
         父親; 精子奇形、心臓欠陥の子ができる傾向がある。

 妊娠中の痛み止め、緩下剤は悪影響がある。
 避妊薬の使用;亜鉛、マグネシウム、ビタミンA、B2,B6,C,葉酸の低下を招く→形成不全に繋がるので、妊娠予定の6ヶ月前には止めて避妊具を使うか基礎体温による避妊法を使う。 健康な精子は膣内で6日間生きているので月経6日前から性交は避ける。

水銀 胎盤不全 アマルガム、工場廃水による汚染、蛍光灯、マグロ、除草剤、
アルミ 胎盤不全、脳障害の恐れ 調理器具、フォイル等アルミ製の物でほうれん草、ルバブ、トマト、りんごなどを調理するとアルミを取り込む
排気ガス、土、食品、埃、水、缶詰のめっき
カドミウム タバコ、水道管