不耕起稲作-冬季湛水
耕さないで苗を直接植える方法で、成苗を2-3本不耕起用に開発した田植え機で植える。
この方法は、千葉県佐原市に住む岩沢信夫さんが長年の研究の結果実用化にこぎつけたもの。
今「田圃にめだかが田圃に戻った」と非常に話題になっているようです。
特徴は、稲藁は全て田に残し、これに米糠をまぶして水を張る。こうする事でイトミミズが繁殖し土を耕し生物活動が盛んになって藁も分解される。土はトロトロになって無数のミジンコが発生し、それに青ミドロが大発生し水面を覆うため草が出ない。
ドジョウやタニシなども出始め、絶滅危惧種のメダカを放すと一年で数十匹が数万匹近くになるという。
これを目当てに、白鳥なども訪れるようになった田もあり、鷺などの野鳥も多数飛来するようになっている。
耕さないのでトラクターを使用しません。田植え機と稲刈り機は使います。 (慣行
のやり方から無農薬・無化学肥料に移行するには最も最適と思われます。) 育苗は
水苗代でも畑苗代でもよく霜に当てて冷害耐性をつけ成苗にして植える。
この農法は、切り替えた最初の年から普通作ができるようです。
印旛沼や琵琶湖などの汚れた水も周辺の水田を浄化用に冬季湛水する事で短期間に浄化が可能だと言います。
佐渡でトキを復活させるための水田は、岩沢さんの団体でもやっているとのことで
した。11月中旬には創森社から本のタイトルは決まっていないそうですが、岩沢さんの本が出るとの事。
課題:
冬季湛水ができるかどうかで、これが出来ないと草が発生し不耕起栽培で無農薬は難しい。このため以前は、春にランドアップを使用して除草していた事から、モンサントの遺伝子組み換えイネとの関連が疑われたりもしましたが、今は水を張ることで除草剤を使わなくて済むようになったとの事です。
地域ぐるみで、不耕起に取り組めば冬季湛水も可能になり、農薬の空散などをすると
土壌やタニシなどの死骸が浮かぶので被害は一目瞭然です。