ガン患者のリハビリ

　ガン患者をガンの症状が現れる前の状態の戻すことをリハビリというが、軽度や進行度の低いものは完全に復帰することが出来るが、進行したものは完全には出来ないし、末期のものでは十分に出来ないものもある。　　家庭に帰っての療養には以下の問題が付きまとう。

医療上の問題 T．自宅で治療を組み立てること
U．介助の不足
V．治療食が出来ない、
四．病院での完備した状況に何週間もいたあとでは、自宅で全く途方に暮れる、
五．新鮮な食品の入手が困難、
六．薬局で必要な薬が手に入らない。　グルコン酸カリウムの変わりにグルコン酸カルシウム（ガンを再発させる）を出されたりする、
七．再検査、診療
経済上の問題 T．以前の治療や手術の支払いで財源が尽きる。
U．治療の長期化、
V．介助のための長期的休業
四．治療食が一般のものよりも高い、
五．通常の家庭生活を維持するために医療保険などを使ってホスピスやホームへ入れてしまう。
精神的問題 T．好ましくない環境の影響
U．友達や医師の反対意見、
V．全身の回復に長期間を要する、
四．現在及び近い将来の生活が変わる。

治るためには患者の生きるという強い意思が必要。

患者の約一割は、　病気の深刻さを認識せず厳格な治療を行なわない者がいる。この種の患者は他の人の良い回復を見て短期間に痛みから解放されると感ずるものがいる。　　約一割が治療を拒み食事の好みを変えたがらない（例えば塩抜き）。　以前の治療に絶望し悲観的になっている患者は、未来への希望を失っているものもいる。　家族や環境が患者の精神的支えが重要である。　全ての患者が信頼と愛と希望と励ましを必要としている。この難しい課題を克服するためには、自身の治療に進展を、そして他の患者の好結果を見る必要がある。