ガンの食事と調理法

 ガンの基本的食事は新鮮な果物、葉物と野菜のジュース大量に補給することにある。大量の生の果物、野菜を自然なままで摂るか、細かくおろしたのか、新鮮な葉物、果物、野菜のサラダか、野菜の汁で煮込む、コンポート、果物、ジャガイモ、オートミールの煮込み、塩抜きのライ麦パン。 全て塩ナシで作る。
6-12週間後から動物蛋白をポットチーズ、スキムミルクヨーグルト、バターミルクの形で加えても良い。

基本はナトリウムを完全に排除し、カリウムを最大限に取り込むことにある。 
この食事によって消化がしやすく代謝への負荷が最小限になり毒物と異常な中間産物を無くすることが出来る。 カロリーが低く消化しやすいので一回の量を増やし回数も多くするようにする。 ガン患者はできるだけ多く、水は飲まずに青汁だけで水分を摂取する(一日約2L)。

禁制品; タバコ、塩、強いスパイス(生や乾燥したハーブは良い)、お茶、コーヒー、ココア、チョコレート、アルコール、精白糖、精白小麦、キャンディー、アイスクリーム、クリーム、ケーキ、ナッツ、きのこ、大豆と大豆製品、漬物、きゅうり、パイナップル、漿果(べりー)、飲み水(ジュースを飲むため)、缶詰、保存食、硫黄処理したグリーンピース、レンズマメと豆類、冷凍食品、燻製や塩漬け野菜、乾燥食品,粉末食品、瓶入りジュース。 
 全ての脂肪、油、塩の代替品(特に食べ物、歯磨き粉、うがい薬等の炭酸ナトリウム)、毛染め剤(無害と考えられている物が文明の中に如何に多く、有害でガンを再発させるかを経験している。)

短期禁止品

 ミルク、チーズ、バター、魚、肉、卵

道具; 
 使用してはいけないもの; 圧力鍋、蒸し器、アルミ製のもの全て。
 使用するもの;ステンレス、ガラス、ホウロウ、土器、鉄の鋳物、ブリキ製品

ジュース用の機械;ステンレス製のおろしと圧搾機の二種類の機械が必要。 
  液化器(liquefier)、遠心分離型、ジュースミキサー、ジュースマスターなどの一台方式のものは使わない。  

必要な食品
果物 りんご、葡萄、さくらんぼ、マンゴー、桃、オレンジ、杏、グレープフルーツ、バナナ、みかん
、梨、プラム、メロン、パパイヤ、柿など
(なしとプラムはシチュー(煮込み)にしたほうが消化が良い。果物シチューも良い。
杏、桃、レーズン、プルーンやミックスドライフルーツは硫黄使っていなければ良い。洗って浸しシチューにする。)
禁止 漿果類、パイナップル、ナッツ、アボカド、きゅうり
ジュース 必ず作りたてであること(一日分作り置くのは不可)
野菜
・野菜は全て良く洗う。 皮の下には大切なミネラル塩が蓄積されているので皮を剥いたり削いだりしない。
・野菜は水を入れずにとろ火で1-2時間かけてじっくり煮込んだものを汁も一緒に全部を食べる。
・ほうれん草は、灰汁(蓚酸)が強いので汁を捨てても良い。
・塩やスパイスは用いない。
・葉物にトマトなど汁気のあるものを一緒に煮て味を調え水分を与える。 
・玉葱、ねぎ、トマトには汁気が十分にある。
・ビートやじゃがいもは皮を剥かずに水で煮る。イモ類は蒸し焼きやオーブンで焼くのが良い。
・葉物、トマト、果物、野菜をサラダで摂る。
・ミネラル含有量の多い野菜;人参、グリ-ンピース、トマト、スイスチャード、ほうれん草、ささげ、メキャベツ、
アーティチョーク、ビートカリフラワー、赤キャベツなどは特にお薦め。 これらをりんご、トマト、レーズンなどと煮る。
・調理したものは一晩冷蔵庫で保管しても可。


絶対に欠かせないこと





ペパーミント・ティー;大匙一杯の乾燥ペパーミントの葉をカップ2杯の沸騰している湯に入れる。 5分にて濾す。 黒糖か蜂蜜をレモンジュースと共に味付けする。

浣腸
 体から毒を排出すること、特に最初は最も重要なので、昼夜を問わず頻繁に浣腸すること(平均4時間毎だが、痛みが強かったり、吐き気、神経の昂ぶりや鬱が酷い時はもっと頻回に行なう。) 
浣腸は痙攣、前胸痛、有毒な鎮痛剤を中断することによる苦しみを和らげる。 コーヒー浣腸を継続する間、一日おきにひまし油を経口で与え次にブラックコーヒーを一杯与える。その5時間後にひまし油浣腸を行なう。
信じられないかもしれないが、頻繁に浣腸することによって鎮痛剤が全く必要なくなる事は経験的に分かっている。 最初の数日は2時間毎又はそれ以上浣腸をする患者もいる。 
コーヒー浣腸の量は1Lで体温くらいにして10-12分間保持してから排泄する。 
浣腸の方法は、右側を下にして横になり、膝を胸に付ける様にして行なう。 カフェインは10-12分で吸収される。 カフェインは肝臓刺激剤となって胆汁が増加し、胆管が開き胆汁の流れる量が多くなる。 再発期には胆汁に毒があり十二指腸、小腸に痙攣が起こる。 胃へも流れ込み吐き気がしたり胆汁を吐いたりする。 これにはペパーミント茶が良い。
 

栄養補給

ゲルソン療法では身体機能の弱った患者に通常の有機栽培生野菜栄養療法以外に栄養補給行って機能の回復を行う。 1989年までは生のレバージュースも重要な要素だったが、近代畜産の浸透によって細菌や寄生虫に汚染されたレバーが多くなり使用できなくなった。 その代わり補酵素Q10を補給している。 カリウム塩、ヨウ化カリウム、甲状腺エキス、ナイアシン、塩酸、消化酵素のペプシン、膵臓酵素が処方される。
甲状腺ホルモンの産生には要素が不可欠。甲状腺が不活性な場合は、乾燥した豚の甲状腺エキスをつかう。 人工合成のものは使わない。用量は100mg-300mg/日で開始し開始後3-10週目には65mg-200mgへと減らす。 機能の回復と同時にルゴール溶液でヨウ素の補給を行なう。 ルゴールヨウ素溶液は、ヨウ素(I)とヨウ化カリウム(KI)を精製水に溶かしたもの。 ゲルソン療法では5gの要素と10gのヨウ化カリウムに水を加えて200mlにして使う。 ヨウ素溶液は細胞内液カリウムと相乗的に働き細胞エネルギーと細胞カリウム量を高める。ガンの腫瘍で炎症が起きた場合(皮膚癌、炎症性乳疾患、悪性黒色腫)にはヨウ素が癌腫瘍に侵入し成長を抑止する。 

調理法

 野菜は水を使わずに新鮮な野菜にある水分だけで極弱火で煮込む。